ブログBLOG

お子さんによく見られる症状

2019年7月24日

発熱

子どもの場合に問題となる「発熱」とは、通常は38度以上を言います。生後3ヶ月になる以前の赤ちゃんが熱を出した場合は、重い細菌感染症である可能性が高いので、医療機関への受診を急いでください。また、熱そのものよりも他の症状に気をつけ、水分が摂れなくておしっこが出ない、嘔吐・下痢がある、顔色が悪い、元気が無くぐったりしている、意識がはっきりしない、痙攣を起こした、発疹がある、せきや鼻水が出る、などの場合は、早めに医療機関を受診してください。

腹痛

子どもが訴える痛みのうち特に多いのが腹痛です。ただし、「おなかが痛い」と訴えていても、実のところ腹痛によるとは限らず、発熱や他の症状を併発していないかをよく観察することが大切です。 腹痛の原因は風邪、感染性胃腸炎、便秘などが多いのですが、消化器以外にも、肺炎などの呼吸器疾患、腎尿路の疾患、食物アレルギーなど、様々な原因から腹痛を訴えることがあります。
腹痛を起こす病気のなかには緊急を要するものもありますので、原因のはっきりしない腹痛の場合は、早めにご相談ください。

嘔吐

小さな子どもは、ちょっとした刺激によって、よく嘔吐をします。 しかし、吐いた後もふだんと変わらず、けろっとしているようなら、そのまま様子を見ていれば良いでしょう。
ただし、何度も繰り返し吐いたり、吐いた後にぐったりしていたりするような場合は、胃腸や神経の病気による嘔吐の可能性がありますので、早めにご相談ください。

下痢

小乳児はお腹の状態が不安定なので、よく下痢をします。 でも、いつもと変わらずにミルクを飲み、機嫌が良いようなら、それほど心配はありません。
ただし、下痢が治まらず、水分も摂れずにぐったりとして元気が無いようなケースでは脱水症が疑われますので、早めにご相談ください。

呼吸が苦しい

お子さんが息苦しさを訴える際は、喘息などによるケースが多いようです。 その場合は、程度に応じて、吸入・点滴療法といった処置が必要となります。
ただ、喘息の傾向や既往が無いのに、突然、息苦しさを生じた場合は、気管内に異物(ピーナッツ、ボタン、ボタン電池、タバコ、薬、玩具など)が入ってしまった可能性があります。
もちろん救急処置が必要ですので、すぐに救急車を呼びましょう。

アレルギー

アレルギーとは、細菌やウィルスから体を守ってくれる免疫機能が過剰に働いてしまい、食べ物・ホコリ・花粉など、身の回りに普段からあるものにまで反応してしまい、体に害を起こしてしまうことです。
各検査でアレルギーの原因を探し、症状を改善していくことはもちろん、ご家族の負担が極力減らせるよう診察させていただきます。