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循環器科について

2019年7月24日

心臓や血管の病気に対し専門的な治療を行います

循環器科とは、血液の循環に関係する、心臓や血管、腎臓などの病気を専門的診断・治療をする内科のことです。
動悸がする場合、息が苦しい場合、胸が苦しいなどの症状がある場合は、心不全や弁膜症などの循環器の病気を起こしている可能性がありますので早めに受診するようにしましょう。
当院の院長は、日本循環器学会の認定専門医の資格を持っていますので、循環器疾患に対してより専門的診断・治療ができます。

こんな場合はご相談ください

動悸がする、脈がとぶ、息がすぐ切れる、胸が苦しい、なんとなく胃が重い、ふらつくことが多い

代表的な疾患

高血圧

高血圧は症状が出ないことが多く、自覚症状を感じる頃には病状がかなり進行していることが多いです。また、血管や心臓に負担がかかるため、突然脳卒中や心臓病の発作を起こす可能性がある病気のため注意が必要です。健康診断などで血圧が高いと言われたら、自覚症状がなくても一度受診することをおすすめします。高血圧の原因は塩分の摂りすぎ、肥満、運動不足、アルコールの飲み過ぎ、ストレスなどが考えられますので、予防のために日常生活の見直しを行いましょう。

不整脈

不整脈とは、心臓の収縮のリズムが早くなったり遅くなったりと乱れてしまった状態のことです。
ストレスが原因で起こりやすい、「期外収縮」のような不整脈はあまり心配しなくても問題ありませんが、心臓病が原因で不整脈になる場合は注意が必要です。
不整脈は健康な方でも、寝不足やタバコの吸いすぎなどで起こる可能性があります。

狭心症・心筋梗塞

心臓は全身の臓器に血液を送りエネルギーを供給するポンプの役割をはたしていますので、常に新鮮で酸素がある血液が必要になります。
心臓に血液を送っている冠動脈が詰まりかかったり、細くなったりして、血液の流れが悪くなることを狭心症といいます。そして、冠動脈が完全に詰まったり、急速に細くなったりして心臓の機能が低下することを心筋梗塞といいます。
狭心症・心筋梗塞でもっとも多い症状が胸の痛みで、しめつけられるような強い痛みが多く、運動や入浴中に起こりやすいです。なるべく早くに受診し診断・治療をしていくことが非常に大切です。

心不全

心不全とは心臓の病気により身体が必要とする血液量を送り出せなくなる病気のことです。
心不全になると、身体がむくんだり、肺に水が溜まり、少し動くと息切れや疲れやすいといった症状が現れます。
重症化すると、普段安静にしている時や寝ている時にも息苦しさを自覚するようになります。
心臓病の種類を特定することから治療を始めていきます。重症化すると入院による治療が必要になりますので、早期受診することが大切です。

弁膜症

心臓弁膜の異常の総称が弁膜症です。
心臓には4つの部屋があり、血液の流れが一方通行になるように各々の部屋の出口に扉があります。この扉を弁膜といい、扉の動きが悪くなったり、閉まらなかったりするのが弁膜症です。息切れや動悸、全身が気だるい、浮腫といった自覚症状が現れたり、不整脈が頻繁にみられたりします。弁膜症の多くは年齢により弁の狭窄が進行していきますが、年齢に関係なく突然弁膜症を発症する方もいらっしゃいます。
なるべく重症化する前に早期に診断し、定期的な検査でフォローするようにしましょう。